森林と生物資源(バイオマス)を考える(5)
第5回:エネルギー問題としてのバイオマス
バイオマスは、エネルギーの視点でどう位置づけられるのでしょうか。
バイオマスは、エネルギーの視点でどう位置づけられるのでしょうか。
<エネルギー問題としてのバイオマス>
化石燃料の代替として:
化石燃料も、本来は自然の力で生み出されました。石炭や石油は、数千万年から数億年かけて、太陽と生物の力で生み出されたものです。それを、わずか数10年、数百年で使い尽くしてしまうようなことをしているから、さまざまな地球環境問題を引き起こしているわけです。
したがって、私たちは、過去の遺産を食いつぶすのではなく、いま、存在している太陽の力、植物の力を利用して、永続するエネルギーを確保していく必要があります。
※)原発は、化石燃料の代替にはなれない。
原発も、化石燃料の代替ということで、推進されてきましたが、原発自体も、もっと大きな環境問題を引き起こすことが明らかになってきました。
<バイオマスは、化石燃料や原発の代わりになれる!?>
自然エネルギーといえば、太陽光発電や風力発電が思い浮かびます。バイオマスは、まだまだなじみが少ないと思いますが、世界で一番使われている自然エネルギーはバイオマスです。そして、世界のバイオマスの資源量は、私たちが使っている化石燃料や原発をすべて置き換えるだけの量を持っています。
日本では、エネルギー全体の中のバイオマスは、1~2%と言われています。(正確な統計はありません。)
ところが、世界では、全エネルギーの約15%がバイオマスです。具体的には、暖房用や炊事用のまき、木炭等、伝統的な使われ方が大部分です。
また、世界のバイオマスの資源量は、世界のエネルギー需要の7~10倍あるといわれています。
化石燃料の代替として:
化石燃料も、本来は自然の力で生み出されました。石炭や石油は、数千万年から数億年かけて、太陽と生物の力で生み出されたものです。それを、わずか数10年、数百年で使い尽くしてしまうようなことをしているから、さまざまな地球環境問題を引き起こしているわけです。
したがって、私たちは、過去の遺産を食いつぶすのではなく、いま、存在している太陽の力、植物の力を利用して、永続するエネルギーを確保していく必要があります。
※)原発は、化石燃料の代替にはなれない。
原発も、化石燃料の代替ということで、推進されてきましたが、原発自体も、もっと大きな環境問題を引き起こすことが明らかになってきました。
<バイオマスは、化石燃料や原発の代わりになれる!?>
自然エネルギーといえば、太陽光発電や風力発電が思い浮かびます。バイオマスは、まだまだなじみが少ないと思いますが、世界で一番使われている自然エネルギーはバイオマスです。そして、世界のバイオマスの資源量は、私たちが使っている化石燃料や原発をすべて置き換えるだけの量を持っています。
日本では、エネルギー全体の中のバイオマスは、1~2%と言われています。(正確な統計はありません。)
ところが、世界では、全エネルギーの約15%がバイオマスです。具体的には、暖房用や炊事用のまき、木炭等、伝統的な使われ方が大部分です。
また、世界のバイオマスの資源量は、世界のエネルギー需要の7~10倍あるといわれています。